現在の世界の自動車のエンジンレイアウトにおける趨勢を見てみますと、2.5L以上の自動車においてはV型エンジン搭載が主流となっています。勿論それには理由があり、各社V型のメリットを十分に活かして各自動車の設計を行っています。V型は、シリンダーを左右交互にV字型に配置されています。直列エンジンと比べた場合、クランクシャフトを短くできるため、特に多気筒化した時にエンジンをコンパクトにすることができます。ひいては剛性面でも有利になります。また一次振動が理論上はキャンセルされ、静粛で低振動にできるというメリットがあります。取り分け高級車にV型搭載が多いのは静粛性と低振動のメリットが着目されているからです。また特にアメリカ車において古くから大排気量車にV型が搭載されてきたということもあり、V型=高級車に搭載されるエンジンというイメージが出来上がっています。
しかしながら一方で昔ながらの直列エンジンを好む層も依然として多く、これらの層は総じてV型を敬遠する傾向があります。典型的な例はBMWに搭載されるエンジンで、特に同社の直列6気筒エンジンは、シルキーシックスと呼ばれ、そのスムーズネスなフィーリングは依然多くのファンを惹きつけてやみません。特に直列エンジンを好む層は、V型の持つ独特のドロドロしたフィーリングが感性に合わない様です。

ハープ

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